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PBPリタイア記6:TINTENIACにてDNFを決断→鉄道にてホテルへ帰宅

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2015年8月19日

ルデアックのバイクラックにかかっているバイクの数が本当に少なくなっている。

そう、ここにいるライダーは、ほぼここでタイムアウト。

ゼッケンナンバー「XYZ」などの84時間組もクローズは朝の6時ころのはずだ。

バイクの数が少ないので、自分のバイクを見つけるのは楽でいい・・・

バイクからはいらない(食べられそうにない)補給食を抜いて、ドロップバッグへ持っていく。

なんだかバッグの数も少なくなっているが・・・・どして?

まぁ、そんなことはいい。油分のない補給食を取り出し、油脂系(アンド~とかバウムとか)を捨てていく。そのかわり羊羹とかジェルを持つ。

なんてぶつぶつやっていたら、普通の服の方がいたので・・・久しぶりに話をしてみた。

どうやら行きのルデアックで胃をやられ、ここにすでに24時間ほど滞在をしているとのこと。メディカルセンターでもらった薬で、良くなってきたとの話だが・・・

そうか、調子悪くなったらメディカルセンター行って薬もらえばよかったのか・・・はー、後の祭り。

なんか、こういうことって口に出して話をしてみるものだよね。

「チームぼっち」はいつも一人だから、考えの幅が少なくなっていることに今さら気が付く。

とにかく、ほぼ閉ざされた選択肢が一つ増え、最後の望みをかけ足を引きづりながらメディカルセンターへ行ってみる。

ブルべカードになんやら記載をされ、錠剤を1つもらう。

これ飲んで効かなかったら・・・・けっこうアウト。

祈りにも近いような望みをして、何も食べられないままルデアックを後にする。

今日はイマイチの天候だが、安定はしている。

たぶんここも行きで通った街なんだろうな。

ガーミンの累積距離が800㎞を超えた。TINTENIACまで68㎞。

胃痛は・・・よくならない。

QUEDILLACまでもうすぐ。ここにはサービスがある。

QUEDILLACのサービスに到着。

ただ、全く食べることができないので、写真だけ取ってリスタート。

ここはレストランのほか、シャワーやベッドもある。

もう、ほとんど残っていないバイク。そしてライダー。

リスタートをして気が付いたのだが・・・・空を見るといい天気になっている。

そして、ほとんどのライダーがジャージだけで走っている・・・みんな半袖、短レーパンだ。

そんな中オレだけ・・・・上は長袖アンダー、ジャージ、ウィンドブレーカー、レインウェアと、ほぼ冬装備で走っている。しかし汗をかかない。

そう、体中のエネルギーが抜けきっているようで、発熱できず、まったく体温が上がらない状態。

水もあまり飲めないので汗もかかない。本当にマズい状況になっている。

さらに、ブレストを折り返したあたりから気になっていたのだが、往路では頻繁に見かけたパトロールのオートバイを復路では全く見なくなってしまった。

これでは、もし何かあった時、ちょっとヤバいような気がする・・・・といういことを路肩の草の上で横たわりながら考えていた。

そして起き上がった瞬間・・・2回吐いた。ダメだろ?コレ?

TINTENIACコントロール到着:865㎞

さすがに生命の危機というものを感じ始めた。

もしかしたらこれが最後にみる街並みなのかな・・・ということを考えながらコントロール目指す。

TINTENIACに到着。人の影も本当にまばらになっている。

TINTENIACがどうやら最後のコントロールになることを、受け入れ始めている。

少なくなってしまったライダーたち。この中にはパリを目指す人もいるのだろう。

歩くのも一苦労の状態になっている。

腹痛も手伝ってくれて、まっすぐ立っていることさえできない。

TINTENIACにて最後のサインをいただく。

2015年PBPの「abandon」を伝える

インフォメーションのところへ行って「abandon」を告げる・・・

アンクルより計測チップを返却。これでオレの2015PBPは終了。

悲しい気持ちも残念な気持ちもなにもなかった。ただただ情けなかった。

まずはメディカルセンターへ行って薬をもらいに行ったが、ここには胃薬がなかった。

TINTENIACからパリへ鉄道で帰る

スタッフさんにパリまでの帰りについて相談をすると、ここから12㎞のところにある「COMBOURG」という街の駅から電車を乗り継げば、TGVでパリに帰ることができると説明をいただいた。

・・・・また走るのか。けっこう辛い。

それも次の電車の時刻は16時過ぎ。コレに乗ればパリに今日中に付けると駅名付メモ書きもしてもらった。

時計を見ると15時。1時間で12㎞は切符を買う時間を考えると、今のオレだとぎりぎりかも。

なんて思っていたらスタッフの一人が車でのせて行ってくれることを言われた。

マジで!!本当に助かる!!助かった・・・ちょっとその場でへたり込んだ。

スタッフさんの車に積み込んでいただき、駅まで行けるなんて、本当にラッキーで助かった。

駅までの道はルートになっているようだ。

「COMBOURG」という街にはシャトーがあると、いろいろと教えてくれた。

小さい街だけど、ホテルやカフェが立ち並ぶきれいなところ。

街郊外にある駅に到着。本当に車は速い。

自転車も速いがオレが遅いだけ・・・立っているのもツライ。

このあとパリ(サンシールレコール)までの切符を手配していただくが、自転車をそのまま持ち込むということで、少々遠回りになるようだ。

輪行袋でになっていれば、どんな列車でもOKなので、最短で行けるが、途中自転車がつめない列車も存在するようで、いろいろと思案をしていただき、路線を組んでいただいた。

もう、スタッフの方々、そして鉄道駅員さんの方、本当にありがとうございます。

これが「COMBOURG」駅。普通の街の小さな駅だが、とてもきれいだ。ちなみにトイレは無い。

切符によると・・・

  • COMBOURG発16時14分→RENNES16時36分着
  • RENNES発17時09分→LAVAL18時07分着
  • LAVAL発16時14分→LE MANS19時ころ
  • LE MANS発20時ころ→パリ着21時過ぎ
  • パリ発21時過ぎ→サンシールレコール22時ころ到着

のようなタイムテーブルだ。

チケット代は78.70ユーロだった。

買ったチケットはこのような券チェックでレコードするようだ。

口に差し込んでOK。

列車が来た。

スタッフさんにお礼を述べて列車に乗り込む。

1駅なので、鉄道係員の方に、バイクはここでOKと指示をもらう。

ちなみにこの列車には3、4人ほどパリへ帰宅する参加者が乗っている。

とにかく乗り過ごしたりすると、マジで大変なことになる・・・が、眠い。

スマホで到着時刻をセットしてうとうとする・・・うとうとしながら時折襲ってくる、腹痛いがキツイ。ここで吐くわけにもいかないので耐える。

RENNES駅で乗り換え。

このように電光掲示板で表示されても、なかなかこわいし確信が持てない。

で、また駅員が少ないんだこれが。

RENNES駅。大き目の駅なのかな。

電光掲示板には多数の列車がサインされている。

オレの列車は17時9分。腹に力が入らないので、ゆっくりとホームへ向かう。

一つ乗り継ぎができれば、すこし余裕も出てくる。

この車両は自転車のせるための車両。

壁にレールのようなものがあるが天井にあるフックにフロントホイールをひっかけ、フロント、リアタイヤをレールに沿わせぶら下げる仕組みだ。

これがフロントホイールをひっかけるフック部。

こいつがLE MANS行きの列車。

「LE MANS」といえば、たぶん日本でも有名なルマン24時間レースの、あのLE MANSだろう。

LE MANS駅でTGVを待つ。約40分ほどだったかな。

オレTGV乗るのはじめて・・・つーても、こんな形で乗りたくはなかった。あっ、来た、TGV。

自転車はここに置くよう指示された。

置場の横には4人の対面席がある。チケットにはシートの番号も記載されていた。

これがTGVの2等客車。余裕があれば車内うろついてチェックするのだが、そんな余裕なし。

鉄道に乗って、ずっと寝ていたので、少しは腹痛が収まってきたが、気分の悪さは変わらず。胃の中になにがが残っているような不快感、胃の上のほうが何となくだるく重く、痛い感じ・・・

そういえば、もう夕方だが、今日も何も食べていないことに今気が付く。

タイからのエントリーのライダーさん。ほぼ同じ列車、行く先の駅も一緒。

調子よければいろいろ話をできたのだが・・・事情を説明して、オレはとにかく気分悪くて目をつぶり時間を過ぎることを耐えるしかなかった。申し訳ない。

パリの駅に到着。22時前くらい。

サンシールレコール行きの列車を探す。

やっとこ最後の列車にたどり着く。コレに乗れば、最寄りの駅に到着をする。

タイの彼が、サンシールで降りると行った。そういえば、サンシールレコールより、オレのホテルもサンシールのほうが近いことを思い出し、一緒に降りる。

サンシール駅に到着。ここからホテルまで2㎞もない。PBP最後のサイクリングだ。

22時半、無事にアパートメントホテルへ到着をした。マジで命からがら。

安心したのか、ホテル敷地に入る前・・・吐いた。胃がすっきりした。たまっていたものが出たのか。いずれにしてもトータルで7回位吐いた。

なんも食べていないので黄色い水しか出ないんだけどね。すきっ腹で吐くのは本当にきつい。

頭真っ白。嫁さんの顔見たらマジほっとした。

シャワー浴びて着替えてベッドに横になる。アルファー米をゆるめに戻してくれた。

ゆっくりとかみしめながら食べた。本当にどのくらいぶりの食事だろう・・・

ベッドに崩れるように倒れ・・・寝た。

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