今日最後のチェックポイントをスタートできたのは、もう20時近くなっていた。少しでも早く出たかったのだけど、あまりに疲れていて・・・ちょっと動けなかった。
ここから、今回のルート1番のダウンヒル。まだ日はある。急ごう。
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チェックポイントを出た時、すでに日は山の陰に沈んでいた。あとは夕暮れの残り日だけ。えらい勢いで下り坂を降りる。ただ、この下りが終わったその後も、かなりのヒルクライムが待っている。
あせる気持ちとは裏腹に、足全然回んないし。ヒルクライムがはじまった頃から強烈な眠気が襲ってきた。昼間だと視界はカラーなので、目を閉じているかわかりますが、暗闇だと・・・目を開いているのか閉じているのか、一瞬判断ができません。
ヘッドライトだけに照らされた、前方のわずかな白黒の景色が真っ暗になったり・・・オレ・・・寝ている?
バイクが真横になって走ること数回、転びそうに何回もなり、さすがに危ないと判断してバイクを立てかけ道端に横になります。ほんとこのまま寝てしまったら夜明けをむかえそう。
今日のコントロールクローズ時間は日付の変わった2時。本当にギリギリ。
ただ、もし、この時点でサポートカーが来ていたら、多分オレ、リタイヤして拾ってもらっただろうな。そのくらいヤバかった。こんな状態なので、下りはもっと危険。足を止められる分、意識が遠のくのが早い。
下りも全然飛ばせず、登りはグダグダ・・・・
そして起こるときには起こるものです。
下りが上りに切り替わり、アウターからセンター(ディアブロはフロントトリプル)へ落としたその瞬間・・・ガチャガチャ・・・・やっちまった。
すぐに足はとめたつもりでしたが、チェーンはインナーとBBの間にしっかりとハマり込んでしまいました。もう、その場に座り込みましたよ。ホントこの時は。
トリプルを搭載していて、インナーが30Tと小さく、BBのクリアランスが余りありません。またシャフト方向も余裕が無いはずなので、この間にチェーンが落ちると・・・かなり厳しい。外せるかな・・・オレ?
ライディンググローブを軍手に変えることも忘れてチェーンを引っ張りますが、外れる気配なし。大した作業でもないのに息は上がります。大した工具を持っていないので、出来る作業は限られますし、工具を持っていてもこの暗闇、ヘルメットライトだけの明かりなので手元もあやしい・・・
どのくらい格闘をしたのだろう。5mmのアーレンキーでこじっていたBB上のチェーンが外れ、なんとか脱落を治すこと完了。
時計を見る・・・日付変わった1時過ぎ、残り55分。残距離18km、ほぼ今日のゴールまでヒルクライム。
終わった・・・・
生きていて、中々感じることができない「観念する」という気持ちになりました。
かなり脱力したその体で、よろよろと今日のゴールにたどり着くと、クローズから30分がたとうとしていました。
もう、明日走る気力は残っていません。明日走らないことを告げて、食事をいただきました。
もう3時になるので、早いライダーは何人かスタート準備をしています。
以上で、私のSM1200はDNFという結果で終了をしました。
調子が悪くなかっただけにマジで悔しい。ただすべては自分の実力不足、経験不足です。
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