Great Southern Randonnée 2016 はとうとう最終日をむかえた。
なんとかここまでこぎつけた。相変わらず足首痛い、咳は出るなど調子はいまいち。
それでも、粘ってここまで持ってくることが出来たのはうれしい。
あと200kmで完走だ。ミスを犯さず行こう・・・
今日も非常にいい天気で、朝がそんなに寒く無かった。
しかしミス1つ目。何も考えず厚手の長袖ジャージを着た。アホだね・・・
で、一番左のオレのバイク。見てもらえればわかるように、重いからといってボトルを1本外した・・・アホだね・・・
空でもいいからボトルは2本つけておくべき。アホだね・・・
7時ちょい前にスタートした。
で、スタートしたワケだが、その気温の高さに、スタート時の2つのミスを早くも悔やむ。はー・・・
なんかこの200kmって、シティループと言われていたような気がしたんだが・・・まったくそんな感じはしない。いつものオーストラリア郊外のアップダウンだ。キツイ。
さらにこの日は北風で、めっちゃ気温がぐんぐん上がる・・・マジか。
獲得標高こそ少ないが、いつもの無限アップダウンだ。
街中に入ると、ちょっとホッとする。
で、足首は4日間、まったく良くならず。当たり前だが。
この日は、もう30km以上持たない感じ。休めるところがあれば、迷わず休む。とにかく23時まで帰れば完走だから。
なぜに今日は北風?本当に今回のGSR1200は風の恩恵皆無。暖かい北風に、けっこう苦しむ。
今日のコースで南方向に走るのは、最後の区間だけ。そして、今回唯一、しっかりとした追い風を感じた区間。ほら、前方の風力発電がオレのほうを向いているだろ。
でもこの区間も1㎞ほどで終了。風力発電の先を左折した・・・
BARWON HEADSに向かう海沿いはたくさんのサーファーが出ていた。
めっちゃ、サーファー天国!
PC16 BARWON HEADS到着。ガスステーション。58km(1085km)。チェックタイム11時15分。おいおい58kmに4時間以上かかっているのか。
まー、もう、足首も結構ヤバい。
で、足首ヤバいので立ち漕ぎがあまりできず、昨日の時点でケツも切れた・・・痛い。満身創痍。
コークのバニラ味。暑いのでアイスも。失速のパターンか。
海がきれい。水遊びには最高の日だ。
こんな暑いのに冬用厚手長袖ジャージ着ているオレは、ホントアホ。
めっちゃ抜けるような青空。
次のコントロールQUEENSCLIFFまであと21km・・・1時間半とか、かかっちゃうぞ。はー・・
風がけっこうキツイ。本当に今回追い風無かったなー。どゆこと?
QUEENSCLIFF突端にあるフェリーターミナルへ行く。
こじんまりとしたステキな街だ。
フェリーターミナルらしきものが見えてきた。
キューシートには「Ferry Terminal Café」と書かれているが・・・どのカフェだ?
とにかく突端まで行ってみるとチケット売り場にカフェが併設されていた。
おそるおそる聞いてみると、ここで大丈夫だった。スタッフさんがサインしてくれました。
で、休憩。カフェラテ。
今回、カフェラテ何杯飲んだかなー。
それにアーモンドクロワッサン。ウマい。
外はいい天気で、みんな楽しそうにランチだ。
オレだけだろうな、眉間にしわ寄せてアシとケツの痛みに耐えているの。
リスタートする。大体PC間で1回ほど休みを入れるようだ。
次のPORTARLINGTONまであと25㎞ね。
路肩がないと、ちょっとこわい。
PORTARLINGTONまでの東側海岸をすすむ。ここらは穏やかな海岸線が続く。
右サイドが公園のようになってきた。お休みポイント近し。
大きな木があり、その下で休む。路肩に腰おろしシューズを脱ぐ。
で、振り返ると海辺になにか大きな鳥が・・・・
ペリカンだった。
近づくと怒られそうなので、遠くから見るだけにした。時計を見るともうすぐ14時。
リスタート。北向きに走っているので、当然向かい風・・・
PC18 PORTARLINGTON到着。114km(1121km)。チェックタイム15時12分。
114kmに8時間以上か・・・ポンコツになっている。
次のPC(カフェ)が30km程度なので、レッドプル1本飲んで、早めにリスタートする。
Geelong向けて西に向かう。
Geelong街中に入ってくると信号も増え、車も増え、走りに気を使う。
とうとう、今回最後のPCに到着をした。残り54kmだ。
PC19 GEELONG到着。147km(1153km)。チェックタイム17時22分。
ここまで10時間以上かかっているよ。明るいうちに帰りたい・・・
いい感じのカフェだ。24時間営業なんですね。
ハンバーガーとレッドブル。この時点でハンバーガー食べられるので、食事・補給に関しては、今回はウマく行ったといっていいはず。
しかし、ここでまたミスを犯す・・・最後なんだからしっかりしろよ。
リスタートして、5㎞くらい行ってから気が付いたんですよ。
あれ、ボトルの水大丈夫かな・・・って。
残り54kmだよな。途中で1回休憩だななんて思って、なにも考えずリスタートした。
出て行ってから気が付いた。54kmの道中で補給できるだろうか・・・ちょっと青ざめた。
ボトル抜いて振ってみると6割くらい。太陽は、まだめっちゃ暑い。当然汗も出る。
水・・・持つかな。たぶんギリ(アウト寄り)。
そうは行っても、もうこれだけ走っちゃったら戻れない。かなりダウンヒルしたし。
もし、途中で水なくなったら、仕方ないので民家に飛び込むか、なんとかしよう。
ただ、一つ助かっているのは、夕方になってきて気温が少しずつ下がり、また影が伸びて、日陰が増えていること。
めっちゃ、温存しながら走った。最後まで問屋おりないね。
やっとこ日が暮れる。ちょっと助かった気分。
行きとの分岐点へ戻ってきた。ノドもアシもシリも限界。
ここでやっとこ安心してボトルに残っている水を全部飲んだ。助かった気分。
ガーミン先生にもゴールが見えてきた。
ANGLESEAの街中へ。橋を渡り、右折する。
帰ってきたよーBIG4!!
最後のサインをいただいた。20時45分。つーことは87時間45分だね。完走タイム。
ゴールビールいただきました。「Bycycle BEER」!マジでウマい。
とにかくふらふら。体中イタイ。足首ガクガク。
お礼を言って部屋に戻る。
シャワーを浴びて、着替える。
ビールがウマい。ワインがウマい。
とりあえずよかった。完走出来て。
完走出来た喜びというより、もう痛みに耐える必要がないことがうれしい。
時計を見るとオレのClosing Timeが過ぎていた。
あと少しで、モーニング6時スタートがクローズになるのでコントロールに行ってみる。
「つわものどもがゆめのあと」・・・ほぼ終了状態。
0時を過ぎて、すべての走者がクローズとなった。0時過ぎたのでオレもコントロールを後にする。
よかった・・・完走できて本当によかった。
Audax Australiaの皆さま、ボランティアの皆さま、ご一緒で来たライダーの皆さま、道中あったすべての方々、本当にありがとうございます!
次は、リベンジのシドニーメルボルンSMA1200か・・・
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